3泊5日でフロリダ?なんて思うかもしれないけど、ディズニー好きな私たちは、少ない休みを駆使してゴールデンウィークのハイシーズンに旅立ったのでした。もちろんディズニーワールドのために。ゴールデンウィークのハイシーズンと言ってもアメリカでは平日なので、混雑も少ない方だろう。ツアー代金がちょっと高めだ旅立ちがそれは仕方がない。

【1日目】

成田発ノースウエスト20便ミネアポリス行きは15時25分発。現地到着は日付変更線を超えて、午後12時30分。ミネアポリスのセントポール空港では、入国審査を受けなければならない。語学学習中の私としては、何とかここで頑張らなければと、期待半分・不安半分・・・。職業は何か?とか、何日滞在するのか?とか、ありきたりな質問の後、何かの質問を私にぶつけてきた。何せ早口の審査官。単語を聞き取るのも精一杯だった私は、マニュアル通り「 Could you please say that slowly again 」というフレーズを何とか吐き出すことができた。すると審査官の女性は同じ質問を繰り返す。スピード同じじゃん!(怒)というよりさっきより早くなってない!?・・・まぁ冷静に聞くと、なんとなく何を聞きたいのかが分った。彼女は私たちに前回アメリカにきたときは何日間滞在したのか?ときいているようだ。あまりにも予想外の質問に、頭の中が小パニック。「・・・4days・・・no! no! 5days・・・maybe?」明らかに怪しい回答をしてしまった私達。審査官の女性は、私の顔とパスポートの顔を必要以上に見比べていた。入国印を押してもらったときはちょっと安心しちゃいました。

入国審査の後、機内預けの荷物をとりあえず受け取って、次の乗り継ぎのフライトに機内預けの荷物として預けなければいけない。税関を通り過ぎると、税関のおじさんが「 Say hello to Mickey mouse!! 」と私たちに声をかけてきた。ここはミネアポリス。アナハイムでもオーランドでもない。私たちはただの乗り継ぎ客。なぜ私たちがフロリダに行くのが分かったのか?フロリダへは日本からの直行便がないので、どこかで乗り継ぎをしないといけないのは確かだし、ノースウエスト航空のアメリカでの拠点の1つがミネアポリスなので、沢山の人々がここで乗り継ぎをして、国内線に乗り換えているのも確かだ。だけど・・・どうして?日本人はみんなミネアポリスからフロリダに行くのだろうか?

国内線ノースウエスト502便ミネアポリス14時35分発。オーランド到着予定は18時42分。飛行機の中では軽食がまたもや運ばれてくる。大きなスモークチキンサンドとスナック菓子とりんご。持ち帰りに使って下さいとばかりに、紙袋もついている。国際線で機内食を2回食べている。14時間の間に3食のノルマを与えられ、食べ殺し(?)のような状態。さすがに食べる気にはならない。もちろん紙袋に入れて今日のお夜食。

オーランドに到着後、私たちはモノレールでターミナルを移動し、機内預けの荷物をとりにバゲージレーンへと急ぐ。スーツケースを取ると、現地のガイドが私たちをホテルまで連れて行ってくれる。ワンボックスカーの中で、他のツアー客と一緒に、滞在時の注意事項やユニバーサルスタジオ・ディズニーワールドの説明を聞く。ガイドが言うには、最近はディズニーワールドのパークよりも、ユニバーサルスタジオの方が人気があって、入場者数も昨年度はユニバーサルの方が上回ったらしい。ディズニー好きには複雑だ。

空港を出発して約1時間、ホテルの到着。私たちのホテルはオールスターリゾートホテル★スポーツだ。ディズニー系のホテルだが、一番リーズナブルなホテル。オールスターリゾートはスポーツ★ミュージック★ムービーの3つのテーマからなっている。その中でもテーマがあって、アメフト・テニス・ベースボール・サーフィン・・・など1つ1つが棟となって独立している。私たちの棟はセンターコート棟(テニス)だ。フロントで渡された地図を片手に、スーツケースを転がしながら私たちの泊まるセンターコートを目指す。ホテルの前にはプールがあったが、ちょうど工事中。その工事中のプールを横目に奥へと進んでいく。結局センターコートは一番奥に位置していて、辿り着くにも5分以上はかかった。部屋に入ると「まぁかわいいじゃないの!」とご満悦。時計を見ると午後9時前。こんな事で感動している暇はない!急いでホテル前のバス停へと向かう。パークはもう何処も閉まる寸前。というより、もう殆ど閉まっている。だがダウンタウンディズニーは夜遅くまで開いている。マーケットプレースは夜11時まで営業している。プレジャーアイランドではニューイヤーズパーティーというカウントダウンパーティーが毎日午前0時に行われる。夜はまだまだこれからだ。経済的なスーベニアカップ

バス停へ向かう途中、私たちはホテルのフードコートへ寄って、スーベニアカップ($8.99)を購入する。これを購入すると、滞在中はそのカップを使ってドリンク飲み放題。来年きても、再来年きても、そのカップさえ持っていればホテルでのドリンクは飲み放題で無料。私たちは夫婦で1つ購入して2人で使う。「なんて経済的なの。」フードコートにはドリンクバーがあって自分で好きなドリンクを注ぐシステム。早速コーラを注いで駆けつけ一杯。もう一杯注ぎ、蓋をしてバス停へと急ぐ。ダウンタウンディズニー行きのバスがすぐにやってきた。バスの中は飲食禁止なので急いでカップのドリンクを飲み干す。

バスの中にはたくさんの人がいる。運良く座席に座れた私たちは、バスの中でしばし休憩。と思ったがバスの中はかなりクーラーが利いていて、それどころではない。う〜さむ〜い。到着までの30分くらいの間バスの中では、雪山で寒さと睡魔と戦うような感じだ。

オーランドのディズニーワールドは東京の山手線のエリアとほぼ同じくらいの大きさだそうです。パークは8つほどあり、移動はバス・モノレール・船とあるが、移動に30分くらいかかる事も珍しくない。


ダウンタウンディズニーへ着いて、さっそくマーケットプレイスにある、世界最大のディズニーショップ
ワールドオブディズニーでお土産を思案・・・・なんてたってあと2日だからね。時間は有効に使わないと!しかし閉店時間の11時はあっという間。

私たちはそのままプレジャーアイランドへ。アメリカでは未青年の飲酒はきびしく取り締まっていて、プレジャーアイランドに入るときも、パスポートの提示を求められる。エントランスで働く若い男の子は、私たちのパスポートを見て、びっくりしたような顔をしてた。でも明らかに私より年下だわって感じ。 日本人は童顔に見えるっていうから、そのたびにあんなに驚いた顔してるのかなぁ・・いやあれは一種のサービスかな・・日本人に対しての?それなら納得。アメリカ人はフレンドリーだからねぇ。21歳以上の大人には、手首に紙製のピンクのリストバンドをはめてもらえる。これがあれば何処ででもアルコールを販売してもらえるわけです。会場に入ると若者が沢山いて、大音響の音楽。会場の雰囲気は本当にアメリカっぽくて、ちょっとひいてしまった。カウントダウンがはじまっても、私たちは完全に乗り遅れてしまったって感じ。これを毎日やってるのかぁ・・・アメリカ人のパワーってすごいわと思い知らされたひとときでした。


カウントダウンが終わると私達はホテルへと急いだ。ホテルに着くともうすでにフードコートは閉まっていた。小腹が空いた私たちは、持ち出した機内食のスモークチキンサンドや日本から持ってきた菓子パンなどを夜食にした。明日も早いから早く寝なきゃと思っていたけど、結局寝たのは3時ぐらいだったかしら?

アメフト棟前にて

ホテルの中庭にて

【2日目】

やはり興奮状態で朝6時には起きてしまった。睡眠時間3時間でもかなりすがすがしい。昨日ホテル到着したのは夜だったので、すっかり日も暮れていて、ホテルの外観や周辺見ることができなかったので、朝からホテル周りの散策を開始する。

 

少しもやがかかっているようで肌寒い。フードコートでスーベニアカップを使ってホットコーヒーをゲット。とりあえず部屋に戻って、昨日の菓子パンの残りなどを食べて、朝食を済ませる。7時前ごろになると靄も晴れてきたので、ホテルのそれぞれの棟を巡る。各棟には工夫がされていて、見てるだけでも楽しく、あまりのかわいさに朝から写真とりまくり状態。ディズニー系列で一番安いホテルだと言われているが、短期間の滞在だったので、パークに出かけている時間が長く、ホテルは寝に帰るだけの部屋になっていたので、私たちには充分に満足のいくホテルだった。それよりもっとホテルを散策する時間がほしかった。ディズニー系列のホテルに宿泊するとアンリミテッド・マジックパスいう、滞在期間中どこのパークも行ったり来たりできるというパスポートを購入できる。私たちはこれからの2日間、このパスに大変お世話になるわけだ。

 

ベースボール棟前にてセンターコート棟

 

 

 

 

 

 

仲間はずれにされ怒っているドナルド野球をするヒューイたちそれぞれの棟の前には、ディズニキャラクターがオブジェとなっている。その中にもちゃんとした意味やギャグが織り込まれている。センターコート前のオブジェはドナルドファミリー。ドナルドはテニスをしようと構えている。向こうのコートにはヒューイ・デューイ・リューイが3人で野球を楽しんでいってもドる。いつまでたナルドにいるのだ。はボールが来ない。彼は仲間はずれにされているって訳。

 

 

ホテルの部屋の窓辺には各々が置物を置いたり、ぬいぐるみをおいたりして個性的な演出を楽しんでいた。部屋前を飾ってみました私たちも何か違った演出をしなければ!と、ない知恵を絞った。東京ディズニーランドでゲットできるミッキーの形をした金と銀の紙ふぶきを窓に貼り付ける。貼り付けるといっても糊や接着剤を使うわけじゃない。静電気を利用して窓一面に貼り付けたのだ。結構クールじゃない。

さぁもう時刻も7時をまわった。アニマルキングダムへレッツゴー!

 


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