2001年の9月私たちは3泊5日でオーストラリア(ゴールドコースト)へ
2001年9月といえば、そう“september 11th”アメリカ同時多発テロがあった月。そして私達が旅立ったのはその10日後。フライトのキャンセルや旅行のキャンセルが相次いだそうだが、私たちはそんなことも気にせずオーストラリアのブリスベーンへ向かう。

オーストラリア東海岸へ向かう日本航空成田発のフライトは、殆どが夜9時以降出発なので、初日彼は仕事をして定時に会社を退社。そのまま成田へ・・という事は賞味4日間のバケーションてことです。21時40分発、フライトは約9時間、時差は1時間なので、時差ぼけはないだろう。飛行機のシートはかなり空いているようだ。これもテロの影響なのか? 機内食と一緒にワインを頼むと小ボトルとプラスチックのグラスを置いていく。海外旅行にJALを使ったのは2回だけという、根っからエコノミー派の私。ボトルで出てくるとは思いもしなかった。機内食前にビールを飲んでいた私は、さすがにあの小ボトルでも、空ける自信がなくて、1本のワインを2人で一杯ずつ飲んで、もう1本は持ち出すことにした。貧乏性だわ・・。

機内食が終わりトイレに立つ人もいなくなった頃、客室の灯りが消えた。私たちは100円ショップで買ったエアーピローを用意して睡眠を取る。ビールとワインのアルコールが良く利いて、エアーピローで安定した睡眠を取る事ができた。気がつくと「パプアニューギニアの上空を飛行中です」とキャプテンのアナウンスが聞こえてきた。私は密かにパプアニューギニアってこんな所にあったのか・・・と驚いていた。もうブリスベーンはすぐそこだ。ブリスベーン空港には朝の7時20分に到着。さぁこれからイミグレだ。

イミグレは皆1列に並んでいて、1人1人順次呼ばれていく。いつもとはちょっと違うパターンだ。イミグレも終わり、税関へ行く。そこには果てしなく長い列ができている。オーストラリアはかなり持ち込みするものに対してうるさいようだ。私たちも日本からスナック菓子を持参していたので、チェックを受けなければいけない。乾き物のお菓子でさえ対象となっているのだ。チーズなどを使ったお菓子以外は、申告すれば殆どが持ち込み可らしい。かなりあっさりとしたチェックの後に、やっと空港からでる事ができた。

ローンパインコアラ保護区にて【2日目】
空港を出発し、そのままバスでローンパインコアラ保護区へ。そこには私たちが参加したツアー会社のツアーデスクがあり、滞在時の注意やオプショナルツアーの申込、両替などができる。保護区にはコアラ以外にも、カンガルー・ワラビー・ウォンバットなどがいて、恒例のコアラを抱いて記念撮影もできる。
州によってはコアラの保護を目的として、抱くことのできない州があるらしい。
コアラを抱っこするときは少し緊張。抱き方や大声を上げないという注意を受けて、コアラを手のひらの上にのせてもらう。

 

コアラと私コアラと

「きゃーなんてかわいいの!」ってやっぱり声はあげてしまう。でもコアラは驚く様子もなく、おとなしくユーカリの木をむしゃくしゃと食べている。コアラは1日の殆どを木の上で寝てすごし、たまに起きては食事タイム。だからコアラの指は木をつかむ為かなり発達している。それを知らない人がコアラを抱いたとき、コアラが人間の腕を“ワシッ”とつかむので、びっくりして大声をあげ、コアラをビビらせてしまうらしい。コアラはとてもデリケートな動物なので、人間に抱かれる事もかなりのストレスを感じてしまうとの事。そのため写真撮影は10分に1回ほどの割合でコアラチェンジがある。水に濡れる事が嫌いで、食事の水分も全てユーカリの葉から摂取しているらしい。
たまにコアラはくさいという人がいるが、そんな事は全然感じなかった。コアラも動物なので1日のうち何回かは排泄する時間があるだろう。写真撮影時がたまたま排泄時と重なる事もあるのでは・・?

コアラの親子

ツアーデスクのあるフロアにはレストランも併設されていて、そこで朝食を取った。デスクのとなりではコアラの親子が飼育係に抱えられてやってくる。隣に立って写真撮影。子供のコアラが「もう何歳?」というほど大きかったので、ちょっと絶句。

 

 

屋外に出てカンガルーとワラビーの餌付けをする。フェンスで囲まれた大きな敷地の中にカンガルーとワラビーがいる。カンガルーは比較的大きくて、ワラビーは体長80センチくらいと小型。最初、全部をカンガルーだと思い込んでいた私はワラビーをカンガルの子供だと勘違いしていた。(笑)どちらかと言うとワラビーの方がかわいかったかなぁ。敷地の奥のほうで、子供を袋の中に入れたカンガルーを発見。近づいてみたが、やはり用心深くすぐに逃げてしまった。

カンガルーの集団集団でいるのがカンガルー

ワラビーの餌付けこっちがワラビー。

小さくて少し白っぽい。

 

 

 

 

そしてゴールドコーストの街
長いビーチが続き、ビーチ沿いにはホテルやショッピングセンターが立ち並ぶ。ハワイほど賑やかではないが、少し雰囲気は似ている。ホテルのチェックインまで時間があるので、町を散策する。オージーのワインを求めてワインショップワインパラダイスへ。自分達の写真をそのままラベルにした白ワインを無料でもらい、Milanda2000White Pointerというワインを1本ゲット。合計3本のボトルを持って、散策を続ける。オーキッドアベニューにある、大橋巨泉のOKギフトショップを覗いてみる。コアラの小さなぬいぐるみを無料でもらえる。安いツアーでいろんな物が無料でもらえるとは、かなりうれしいものだ。他にもオパールショップベンティーン・ジェームス・ゴールドコーストでネッ
ノボテルビーチコマ―ホテルの前にてクレスをゲット。そこではオーパール占いなるものにチェンジ。2人して同じ結果を出してしまった私たち。スマートタイプだそうだ?!ほんとかなぁ?まぁとにかく、おばちゃんが好きな「激安バスツアーお土産つき」みたいなものだ。(笑)

午後3時が過ぎ、ホテルでチェックインをする。
ホテルはノボテルビーチコマー。隣はパラダイスセンターというショッピングモール、向かいには海が見える。ビーチから徒歩3分くらいとロケーションは最適。チェックインして自分達の部屋の前へ。部屋のドアを空けると、ちょっとびっくり。また中にドアがある。???そのドアを開けるともっとびっくり!角部屋のスィートルームだ。部屋に面した窓からはビーチが一望。ちょっとしたキッチンまで完備してある。ホテルの部屋は最高だった。テロの影響でホテルの客室稼働率も緩慢になっていて、これも一種のサービスなんだろう。とってもラッキーだった。

しばし部屋の雰囲気を楽しんで、再び街へ出かける。

スィートルームにてホテルからのビーチの眺め


ホテルの近くにはDFS(デューティーフリーショップ)もある。とりあえず名産品の値段をチェックしておく。

通り沿いには、お土産ショップがあちこちにある。ショップで働く人はワーホリできた日本人か、日本語が喋れる人ばかりで、日本語が飛び交っている。私達も大阪からワーホリで来ているというお土産ショップエレガントハウスの店員さんと意気投合。話によるとテロの影響で客足も大幅ダウンとのこと。そのうえ、現地のアンセット航空が1週間ほど前に破綻して多くに日本人が足止めとなったらしい。そんな話に夢中になって1時間ほどが経った。気がつくと辺りは真っ黒。シーフードの盛り合わせとりあえず何も買わずに店を出た。物価は安いのでどの値段を見ても安く感じられた。

 

夕食はラプティスプラザにあるシーフードレストラン「キングアサ―ズテーブル」にて。オーストラリアはワインも有名。割安なので白ワインをカラフで頼む。ディナーはシーフードの盛り合わせだ。知人が「オーストラリアではなまずをよく食べる」と言っていたので、ちょっと信じられなかったが、フライとしてプレートの上にのっていた。テイストは白身魚のフライと同じだった。デザートまで頂いて大満足。

 

前述の知人はオーストラリアではVB4Xというビールがお勧めだと教えてくれたので、パラダイスセンターのスーパーマーケットWOOL WORTHSへ行ってビールを探した。しかしオーストラリアでは酒屋でしかビールは売っていないらしい。スーパーではオーストラリアの台所事情をチェック。なんてったって物価が安い。お土産をスーパーマケットでゲットするのもいい考えだ。今ではインポートショップ等でよく見かけるtimtam(チョコレート菓子)も個包装したものが安く売っている。だが閉まるのが少し早いのがちょっと難点。週末は夕方には閉まってしまう。平日は夜9時まで営業している。チェックをしただけで、買い物もできずに、店は閉店時間を迎えていた。仕方なくホテル周辺で酒屋を探し、ビールを買った。明日はスーパーで買い物三昧だわ!


ホテルへの帰り道夜空を見上げ、南十字星を探したが街の灯りが明るすぎて結局見つけ出す事はできなかった。


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