2002年11月8日から2泊3日で台湾へ旅行した。2週間ほど前に急遽決まったので、 インターネットなどで色々な情報を集めて、旅行に備えた。ただ旅行日程はあまりにも悲惨だった。

1日目のフライトのチャイナエアライン台湾直行便は成田午後2時出発。最終日のフライト は午前9時発。ということは・・・・正味1日。なんともハードなツアーだ。

【1日目】

機内食けっこう美味かった!

飛行時間は4時間足らず。到着は時差1時間を加味して、午後5時といったところだが、飛 行機の到着が少し遅れて、台湾の中正飛行場へ5時半に到着。(ちなみに中正とは蒋介石の別名。多くの人は蒋介石国際空港と呼ぶ) 飛行場を出発したのは午 後6時ごろ。

ホテルへはバスで移動。ガイドの説明では1時間くらいでホテルに到着とのこと。が運悪く 金曜日の夜は渋滞するらしい。高速道路にのってなんとか渋滞から逃れる事ができたが、そのあとお金の両替などでDFS(デューティフリーショップ)に寄っ た。両替は1万円からしか受け付けないが、手数料は要らない。空いた時間を名産品売り場で価格チェックをして過ごす。(やはりちょっとお高め)

 

結局ホテルに着いたのは、午後8時。私達のホテルは麒麟ホテル。 台北の新宿・渋谷と言われる西門町へは歩いて10分くらい。ちょっと変わった華西街の夜市に も歩いて10分くらい。
ホテルのとなりには見慣れたセブンイレブン。ということでとても便利な場所というのは確かでした。ただホテル自体はお世辞にも綺麗とは言えない。ロビーは 綺麗にリニューアルされてはいるが、騙されてはいけない。客室などは暗くて少し汚い。壁はかなり薄いようで、隣の声がまる聞こえ。麒麟ホテルは主に日本人 と香港人に使用されているホテルで、カイド曰く、「香港人は何処へ行ってもうるさい」とのこと。彼らはホテルのロビーでは大きな声で喋り倒し、部屋に入る と、ドアを開けっぱなしで大きな声で喋っている。きっと私達のとなりも香港人に違いない・・・。ちょっとうんざり。

ホテルロビーの布袋様

気を取り直して、あと1日しかないという強迫観念が私達をすぐに外出させた。夕食は西門 町にある阿宗麺線という立ち食い麺屋のお店へ。メニューは大と小のみで大が60元、小が35元ぐらい。店の周りには立 ち食いをする台湾の若者やら、観光客でいっぱい。私達は小を2つ買い、店の前で立ち食いする。

素麺をかつをぶしの良く利いたスープで頂く。トッピングは香草とモツ肉。スープがあんか けのようになっているので、いつまでたっても熱い。そのスープをレンゲで食べる。器は確かに小だが、けっこうのボリューム。その為なかなか食べ終わらな い。店の軒下には調味料が3種類置いてある。自分で好きに調味して食べるシステムらしい。とりあえず最初はかつおの風味の良く利いたオリジナル版で食べ、 そのあと調味料にチャレンジ!とは言っても、何の調味料なのかさっぱりわからない。1つは赤く澄んだ色のもの。1つは白いもの。もう1つは茶色のもの。赤 く澄んだものはラー油だろうというのはなんとなくわかったので、スプーン一杯試してみる。辛い、からー――い。口から火を噴きそうだ。あと4分の1を残し てギブアップ!! だが当分、口は燃えていた。

お店の向かいには、齒留香品店がある。漢字から推測してもかき氷のお店だ。もうあそこに駆け込んで、甘いものを食べるしかない!!

マンゴーかき氷を食べるのを楽しみにしていた私は、メニューを見てショック。「OUT  OF SALES」だって。マンゴーかき氷は夏季限定で冬季はイチゴかき氷になるというのは知ってはいたが、往生際の悪い私は「Out Of Sales というのは季節限定という意味か?それともただの売り切れなのか?」と英語で問いただすと、若い女性店員は口をぽかんと開け、台湾語で説明をはじめた。 やっぱり英語を喋れる人って少ないのね・・・。仕方なく120元でイチゴかき氷を頼んで、口をクールダウン。あ〜美味しい・・幸せ。

すると、となりのテーブルでは4人の現地人らしき家族連れがやってきて、カウンターで注 文もせずにテーブルに座った。かと思うと2人が出かけて行き、向かいの阿宗麺線で小を4つ買ってきて、そのテーブルで食べ始めた。齒留香冰品店の 店頭には棒餃子が1本4元で売られている。それを5-6本注文していた。そのあと彼らが、デザートを食べたかどうかは不明だが・・それってOKなの??っ て感じ。

おなかも満足となったので、西門町をふらふらする。台湾の若者は日本の若者と見た目が全 然変わらず、店の中でも街を歩いていても、台湾語で喋りかけられる事が多く、その度に英語も日本語も通じなくておどおどしてしまう。歴史上お年よりは日本 語を喋れる人が多いようですが・・・。

 

町を散策して、台北牛乳大王を発見。早速パパイヤ牛 乳(70元)を飲む。台湾の飲み物やデザートはかなり甘いというのが私のイメージだったので、このパパイヤ牛乳を飲んだ時は拍子抜けだった。甘くない・・ というか、自然な甘さ。牛乳とパパイヤだけだから当然なんだけどね。でも飲めば飲むほどくせになる味。ただ季節は11月。日本でいうと9月の終わりごろ。 かき氷を食べた後の私は、寒さに震えながら牛乳を飲んでいた。まぁ日程も日程だしね。それに、なんてたって今回はグルメツアーだからねぇ。弱音は吐けない わ。

 

そのあとホテル近くのWelcomeというスーパー マーケットへお土産を買いに行く。チェーン店のスーパーなので市内のあちこちに点在している。私達の麒麟ホテルの近くにも歩いて5分くらいのところにあっ た。有難いことに24時間営業だ。台湾土産の定番パイナップルケーキも8個入り箱詰めで36元ぐらい。ちょっとゴージャス感のあるフルーツケーキの詰め合 わせは45元ぐらい。両替で立ち寄ったDFSとは比べ物にならないくらい安価。私のお気に入りは燻製たまご。台湾では「蛋」と表記されている。DFSでも 売っている。DFSでは10個くらいの卵がパウチになって120元。スーパーでは1個ずつパウチになったものが1袋6個入りで65元。日式という日本版燻 製たまご6個入りで45元。1個ずつ包装してあるとお土産にもかなり便利。パイナップルケーキと燻製たまご等などを買い込み、ホテルへ荷物を置きに帰る。  

 

そして華西街の夜市へとくりだす。夜市への道すが ら、屋台が沢山出店している。それに沿って歩くとあっという間に到着。夜市のアーケード下には精力増強の料理を取り扱うレストランが立ち並ぶ。その昔、そ の辺りには売春街があって、人々はそこで精力を補っていたとか・・。とにかく生きたすっぽんや蛇などが、店頭ケースの中で生きている。あるレストランで は、小さなひよこを3-4羽、 蛇のいる店頭のショーケースの中に放り込んで、丸呑み込みさせるというショーを行っていた。おなかが空いていない蛇はひよ こ達には見向きもしなかったが、店員が無理矢理ひよこを蛇の口近くに連れて行き、なんとか丸呑みさせようと試行錯誤していた。そして最後にはひよこは蛇に 丸呑みされてしまった。なんてかわいそうなんだ・・。ちなみにこの夜市は午前3時まで開いているらしい。

夜市にはいろんな店が出店している。道の真ん中にシートを敷いて営業している。中には日 本でも人気のチワワ犬が無造作に箱に入れられて売っていた。と次の瞬間、シートを丸めて一気に人々が散っていった。気がつくとその周辺のお店はなくなって いた。警察が来たらしい。話によると道の真ん中にお店を出す事は違法だそうだ。まぁとにかく皆さん素早い動きだった。

夜市をあとにしてホテルの戻ったのは午前12時。スーパーで買ったビールを燻製たまごを つまみにして飲む。「う・う・うまい」。明日はWelcomeへ行って燻製たまごを買い占めると心に決める。賞味期限だって1年ぐらいあるから買い占めて も平気だしね。

 

テレビをつけると日本のテレビドラマが台湾語の字幕スーパーでやっている。福山雅治主演 の「パーフェクトラブ」とか、安達祐美主演の「ガラスの仮面」とか、「あいのり」までやっていた。ちなみに漢字で「恋愛巴士」。。。時刻は午前1時半。と なりの香港人?の騒音が気になりながらも、就寝。。。。。。


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