【2日目】

午前6時に起床。用意をして7時ごろホテルのレストランへ朝食をとりに行く。バイキング 形式の朝食でスクランブルエッグやベーコン・サラダにフルーツと品数は少ないが洋食と、おかゆとご飯もあり、台湾料理もおいてある。まぁ美味しいとは言え ない。ツアー代金を考えれば妥当な線でしょうか。夜遅くまで飲んだり食べたりしていたので、フルーツとコーヒーが飲めただけでも良かったね。

朝食のあとバスで観光ツアーに出かける。まずは龍山寺。 麒麟ホテルのすぐ近くに位置する台湾一古いお寺だそうだ。しかしちょうど修復中で、その代わりと言ってはなんだが、修復部分をペイントした垂れ幕をその部 分に垂らして微妙にお寺の雰囲気を醸しだしている。

龍山寺ペイントされた垂れ幕

ここではおみくじをひく。台湾のお寺では無料でおみくじが引けるそうだ。引き方はかなり 変わっている。ガイドの話によると、まず最初にお祈り事をひとつ。かなり具体的にお願いする。そして神杯を2つ手のひらの中で合わせて、おみくじの棒を引 き、神杯をそのまま地面へ落とす。2つの神杯が裏表で落ちていれば、おみくじ棒の下の書いてある番号を覚えて、おみくじが置いてあるところへ行って、自分 の番号の物を取りに行く。神杯が、表表・裏裏の場合は、表裏となるまで同じことを繰り返さなければならない。

ガイドは5回までになんとかなんて言っていたが、私は結局4回まで全てが失敗。かなり 焦って、「5回目も失敗したらどうなるんですか?」と尋ねても「大丈夫!大丈夫!」というだけ。とっても不安な私。そして5回目に挑戦。はぁ〜よかった。 なんとか成功しました。でも5回目失敗したらどうなるんだぁ?と今でも気になっている私。
おみくじの結果はというと、やっぱり全て漢字で書いてある。なんとなくは分かるが完璧ではない。ただ総合評価は、
中中すなわち中の中、普通であることだけは分かった。

お寺には学問の神様や家内安全・交通安全・子授け・・の神が奉られて いて、一度にお参りができます。

そのあと総統府や国会議事堂など をバスの中から車窓見学。そして中正記念堂。前述のとおり中正とは蒋介石の事。

ここでは衛兵の交代式を見ること ができる。記念堂の敷地も建物もとても大きくて、国民の蒋介石に対する尊敬度がよく分かる。

衛兵交代式

記念堂の中には大きな蒋介石の銅像がそびえ立ち、その両脇には衛兵が 1人ずつ身動き一つせず立っている。1時間に一度衛兵の交代式があり、それが一種の観光スポットとなっている。ガイドの話によると、警備にあたる衛兵は身 長が175センチ以上のスリムな人しかなれないとのこと。本当かどうか知らないが、隊の中でもエリートのハンサム集団らしい。確かに私が見た衛兵はナイス ガイだった。台湾の女の子には人気があるらしい。1日に何回かのローテーションをこなしているらしい。同じ姿勢を長時間続け、精神的におかしくならないの か・・。

衛兵の交代式が終わって記念堂の外に出ると、とても大きくてきれいな 庭が広がっている。

中正記念堂中正記念堂

 

そして私たちはお茶セミナーへ連れて行かれる。観光 ツアーがついているとありがちなパターンだが、滞在期間の少ない私達にとっては仕方ない。お菓子とお茶を飲みながら、お茶の入れ方や、茶葉の説明を受け る。お店に並んでいる茶葉はどれも高額。さすがに買う気にはならない。かといって、お店の外には出られないから、店員から逃れるのに必死。

お茶セミナーにて

 

それから私たちは、天湘園というレストランで、ツ アー参加者と大きな丸テーブルで飲茶料理を頂く。次々と料理が運ばれてきて、あっという間にテーブルがいっぱいになる。お茶セミナーでお菓子とお茶を何杯 も飲んだ私たちは、全てを食べ尽くす事ができず、かなり残してしまった。あ〜〜もったいない。食事の最中、他のツアー参加者とおしゃべりをしていると、そ のうちの何人かが、偶然にも同じ地元だったので、かなりローカルな話題で盛り上がっていた。こんな事もあるのねぇ・・。

 

衛兵交代式

昼食後、国父記念館へ。国父とは国の父「孫 文」のことで、ここは孫文の記念館である。台湾人は孫文と蒋介石を尊敬し、中国人は孫文と毛沢東を尊敬しているそうだ。(なるほど)ツ アー日程では忠烈祠見学の予定だったが、ちょうど改装中だったため、国父記念館となったわけだ。国父記念館でも衛兵の 交代式を見学。孫文の銅像の両脇を守る衛兵が1時間ごとに交代する。見学をしながら、朝見たのと大して変わらないじゃん、とか思いながら衛兵の中の一人を 観察すると、目が真赤になっていて、頬には涙がつたった跡が見える。何か悲しい事があったのか、誰かに笑わされたのか・・・それともコンタクトレンズがず れたのか?目にゴミが入ったり、コンタクトがずれたりしても、交代が来るまで身動きひとつせず待ってるだなんて・・・彼は本当にかわいそうだったが、ちゃ んと任務は遂行してました。

故宮博物館

そして私たちは、世界4大博物館のひとつ故宮博物院へ 行く。とても大きいな建物で美術品もたくさん展示されている。四季ごとに展示品がチェンジされるらしい。それを全部見るためには、年4回通って10年以上 はかかるらしい。さすがに世界4大博物館です。ツアーガイドに連れて行かれ、主な展示物を見て説明を受ける。私達が見ることができたのはほんの一部で、そ れも時間の関係でかなり忙しく見て回った。率直な感想は、あまりにも忙しくて何が何だかわからない感じだった。

館内は場所によって、写真撮影ができる所とできない所がある。もちろん撮影の際はフラッ シュ厳禁。ビデオ撮影を続けていると職員に注意された私達。各部屋ごとに職員がいて、ビデオやカメラの撮影をしないように監視してるようだ。中には隠れて フラッシュ撮影をしている人がいて、撮影後は早足で逃げるように出て行った。職員が慌てていて、ちょっと笑えた。

 

これが有名な豚の角煮白 菜です。

箸起き100元

お土産屋さんで何か記念になるものを物色。白菜の形をしたキーホルダーなどやマウスパッ ドなどがあったが、置物にもなる箸おき(100元)をでゲット。ケースの中には箸おきをいれる赤の収納袋までついていた。

 

 

市街地へ戻り大きな土産ショップへ連れて行かれる。興味がないのに連れて行かれて も・・・と思いながらお菓子の試食をして、店員から逃げながら30分くらい時間をつぶす。

ツアーの日程はこれで終わり。時計を見ると5時、時間がないので急いで次の行動を起こさ なければ。


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