ツアーが終わって私たちは近くの中山駅という場所で 下車させてもらい、ここから自由行動。地下鉄で中正記念堂駅まで行く(20元)。小龍包で有名な人気の鼎 泰豊を目指す。記念堂沿いを東へ歩いて、歩いて、歩いて・・・なかなか辿り着かない。周りに繁華街(永康街) があるような雰囲気はなく、道は薄暗い。道に迷ったのかと心配になって、地図を片手にどんどん歩いていくと、やっとそれらしき通りに辿り着いた。ほっとし て、鼎泰豊を目指す。

結局お店に到着したのは、夕方6時過ぎ。ちょうどおなかも空いてきたところだ。店の周り にはお客さんがウロウロしている。別に行列ができているわけでもない。

店の人に番号札を渡され、注文表と日本語で説明されたメニュー表をもらい、何を食べるか 数字を記入していく。もちろん小龍包は、はずせない。10個入り170元。2つは 食べたいと、個数2と記入。エビワンタンスープ・エビチャーハン・エビシュウマイ(エビ尽くし)を各1つずつ記入すると、店員がやってきて片言の日本語で 「小龍包2個は多すぎる。1つで充分」とアドバイスをされて、そうなのかぁ・・と思い、不本意ながら1つに訂正。オーダー表を店員に手渡す。

人々で混み合う店頭

人々で混み合う店頭。一階はわずかな飲食スペースと、会計のレジ・調 理スペースがある。窓越しに調理風景が見えるはずなのだが、なにせ蒸し物で繁盛する店。中は蒸気でうっすらとしか見えない。店の前には電光掲示板が設置されていて番号を呼び出す、銀行のようなシステムだ。私達の番号まではあと10組 くらいあり、当分先だ。
お店のとなりにはワトソンズ(台湾のマツキヨ?)がある。香港でもワトソンズでお買い物をしたが、こちらはそれほど品 数豊富ではない。30分くらい時間をつぶして店へ戻ると、私達の番だ。

3階のフロアに通され席に着くと、注文したビールがすぐに運ばれてくる。スープやチャー ハンもすぐに運ばれてきて、そして待ちに待った小龍包。うっうっ・うまい!期待以上だ。鼎泰豊の小龍包はNYタイムズ 紙で世界10大美食に選ばれたそうだ。う〜〜ん納得。私が人並みの舌を持っていたことにも感動。チャーハンやスープも美味しくて、2人は大満足。それにし ても、エビシューマイが来ない。店の人がやってきて、ジェスチャーで「エビシューマイは来てないのか?」と聞かれたので、「not yet!」と言うと、 店員が蒸したてのエビシューマイを持ってくる。「ん???」何かが違う?形が餃子なんだけど・・・と思いながら、オーダー表をチェックすると、間違って 「エビ蒸し餃子」の所に1と記入していた私。シュウマイは1段上だったのだ。あ〜なんてバカなんだと思いつつも、美味しかったから許しちゃおう。食べ終 わった後、彼がポツリ「小龍包もう1つ食べたかったなぁ」と。店員さんの小さな親切大きなお世話だったのかな。というよりも、美味しいものはたくさん食べ れるって事でしょうか。日本にも新宿店の他に4店舗の支店がある。値段は大して変わらないそうだが、数が10個より少ないそうだ。

小龍包170元針生姜の薬味をレンゲにレンゲに乗せて食べる。これが絶妙!

 

店を出て永康街冰館へマンゴーかき氷は本当に終わっ てしまったのかを確認しに行く。店に着くとやはり夏季限定ということでもう取り扱ってはいなかったが、マンゴーシャーベット(120元)を 見つけ、それをトライする。店外にイスとテーブルがあるので、冷たいもの食べるとけっこう寒い。寒いとか思いながらもやけにスプーンはすすむ。周りを見る とダウンジャケットを着てかき氷を食べている現地人を発見!そこまでして食べたいのか・・・見上げた根性だわ。でも現地の人ってなんて季節感がないのかし ら。半袖のシャツを着た人もいる。ダウンジャケットを着た人もいる。日本でいうと9月か10月くらいの気候。なんとも異様な感じ。

 

さぁ時間がないので駅まで戻って士林夜市へ。中正記 念堂駅から地下鉄の劍澤駅で下車(25元)。台北の地下鉄はとても綺麗だ。車内は飲食禁止で、違反者には罰金が課せら れるらしい。

駅を出ると沢山の人たちが同じ方向へと歩いていく。その後を付いていけば迷う事はない。 5分足らずで夜市の入り口に到着。ちょうど土曜日だったせいもあるのか、人でごった返している。歩くのもまっすぐに歩けない状況だ。周りには服屋さんと か、靴屋さん、アクセサリー屋さん等など沢山のお店が出店している。昨日の華西街夜市とはまったく違った雰囲気だ。ただあまりにも人が多くて、じっくり見 て回る余裕などない。小さな路地のほうに入ると、臭豆腐の匂いが辺り一面に充満していて、長居はできない感じだ。さすがに臭豆腐をチャレンジしようとは思 わなかった。

夜市に圧倒された私たちは、早めに退散し市街地へと戻る。

昨日固く心に決めた“燻製たまご買占め”を実行するため再びWELCOMEへ。 なのに・・・「燻製たまごが、なっなっない!」昨日はあったのに、信じられない。売り場近くにいた若いお兄ちゃんをつかまえて、「英語は喋れるのか?」と 聞き、売り場へ連れてくる。「売り切れになってるがストックはないのか?」と聞くと、彼は目で何かを訴えようとしている。あ〜やっぱり英語は喋れないの ねぇ、とがっくり。なんとかジェスチャーで気持ちを伝えるが、結局ストックもなかった。仕方なく日式の燻製たまごを5袋ほど買い占めて帰る。台湾バージョ ンの燻製たまごの方が微妙に美味しいのに・・・

燻製たまごと台湾ビール

買占めに失敗した燻製たまご。左側の黒い方が台湾式燻製たまご。右側 の茶色の方が日本式燻製たまご。
同じ鶏卵を使っているのに、台湾式燻製たまごは、一まわり小さい。それだけあぶる時間が長いのだろうか。そのため食感は日式よりも硬め。燻製の風味も少し 強めに出ている。

 

ホテルに帰り、ビールを片手に燻製たまごをつまむ。明日は早朝から帰国なので、もうパッ キングをはじめなくてはならない。財布の中のお金の残りをチェックすると、申し訳なさそうに46元残っている。明日はホテルを出る前に、となりのセブンイ レブンで46元ぶん何か買おうと決めて、早めに就寝。

 

【3日目】

朝5時起床。帰りのフライトは朝9時出発だったので、ホテルを6時には出発しなくてはい けない。早朝なのでホテルのレストランで朝食が取れないため、ホテル側でお弁当のようなものを用意してくれる。チェックアウト時にそのお弁当を受け取る。 6時まであと10分ぐらいあるので、となりのセブンイレブンへ行ってみる。ホテルのとなりに位置し便利とは言っても、 品数は少ない。その中から私は、燻製の鶉たまご3個入りパウチ(8元)を発見。きっとインスタントヌードルのトッピン グにでも使うんだろう。棚割りはインスタントヌードルのとなり。私は8元×5個をゲットして40元をここで使い切ることができた。レジに持っていくと、店 員のお兄ちゃんが「おはようございます」と日本語で挨拶してくれ、「これおまけですよ」とチョコレートをくれた。なんて朝からすがすがしいのとちょっと感 動。

飛行場までのバスの中でホテルから渡されたお弁当を開けてみる。昨日の朝食の件からあま り期待はしていなかったが・・・中味はサンドイッチに紅茶とクラッカーでちょっとひと安心した私。
バスの中でハムサンドをぱくり。ちょっと待ってよ、このハムサンド甘いんだけど・・。生クリームでも使ってあるようだ。あまりのショックにたまごサンドを 諦め、紅茶のストレートティを飲む。確かにパッケージはブラックストレートティーと書いてある。だが明らかに砂糖たっぷり紅茶だ。朝からすがすがしいや ら、ショックやらで飛行場に到着。

 

復路もチャイナエアライン
機内食はありがちなチキンとビーフ。
ビーフを選んだ旦那が、ここで一言「これ前に食べたことあるなぁ・・」
もう笑うしかなかった・・・



 

 

飛行機で約3時間、日本時間午後1時に成田到着。あっという間の2泊3日だった。フライ トスケジュールも悲惨だったが、その分余計に頑張って、休みなくあちこちを飛び回ることができたので良かったと思う。台湾バージョンの燻製たまごを買い占 めて帰るのが、今度の目標かしら?


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