2002年9月から3泊4日にてベトナムのホーチミンへと旅行した。

【1日目】

飛行機はチャイナエアラインの台湾乗り換え。朝10時に成田を出発し午後4時前にベトナムヘ到着した。時差は2時間。それからイミグレーションを受けたわけだが・・・長い!長すぎる。ひとりのインタビューに時間がかかりすぎだ(怒)。

結局入国できたのは到着後1時間くらい経っていたのでは?その後両替へと急ぐ。現地ではUSドルもつかえるので、何かのためにと小額をベトナムドンへと両替した。だがこの両替があとから悲劇を招く事となった。
ベトナムは最近日本人観光客にかなり人気らしく.街には日本人がたくさんでちょっとびっくりした。

ホテルについて早速現地のツアー会社(シンカフェ)に、ツアーの申込へ行った。
ホテルからそこまでは遠くはなかったが。もう時間も夕方6時だったので急いでいくためにタクシーを使った。タクシーに乗る時はまず会社の名前を確認し、乗った後もメーターが装備してあるかを確認する。観光客はよくぼったくられるらしい。(とくに日本人・・・悲しいかな)
タクシーの中でドンの計算。ホテルの人に、タクシー代はだいたい1ドルくらいですといわれ、ドンに換算して12000ドン。かなり桁が違っていたので、お金の価値がよくわからなくなって頭の中がちょっとパニック。12000ドンのタクシー代に150000ドンを払ってしまった。120円のところを1500円も払ってしまっていたのです。さらに悲劇は続いた。タクシーの運転手がとっても気転が利くやつだったのです。彼はお釣りはないといって、そのまま立ち去ってしまったのです。彼はお札を見たときにピンと来たはず。私たちが、ドンの桁を勘違いしていると・・日本人はなんてアホなんだと・・・。この悔しい思いは当分引きずっていた。あ〜〜〜〜悔しい!

ツアーを申し込んだあと私達は夕食を取りにフォーのお店へ。
クリントン大統領も訪れたというフォー2000というベンタイン市場のすぐ隣に位置するお店だ。
フォーとはライスヌードル(お米からできた麺)で、ビーフンとかとはちょっと違う。きしめんかうどんに近い感じ。トッピングにはいろんな種類があって、お値段もまぁそこそこという感じ。
フォーの他に、から揚げののった春雨サラダのようなものを注文。ニョクマムを使った、ちょっと匂いのくさいドレッシングがかかっていて、微妙にまずい。匂いが苦手な人は、きっと食べるには苦痛であろう。

春雨とから揚げのサラダ(ドレッシングが臭い)フォー麺(色んな種類が選べます)

食後お店の近くのベンタイン市場へと。
かなり大きなショッピングプレイスで衣食住なんでも揃っている。午後8時には閉店らしく、店の人も店じまいをはじめていた。

市場を出た後、私達は夜の町を散策した。バイクタクシーやシクロの怪しい人たちが日本語で次から次へと話し掛けてくる。もううんざりだ。
そのうえ信じられないくらいたくさんの偽ホンダのバイクが走っていて、2人乗りは当たり前、中には3人乗りのバイクも珍しくない。道路を渡る時はそのバイク達をよけながら、渡らなければいけない。ある意味命がけ。
市街地は道も整備されていて、信号もちゃんとある。ただみんながみんな、そのルールを守ってる訳ではないのだ。ヘルメットをかぶっている人などは殆どいなくて、排気ガスを吸わないようにとマスクはしている。無免許運転者もたくさんいるらしい。

沢山の偽ホンダバイク

 

私達のホテルはサイゴンパレスホテル。とても便利な場所であった。ロビーはまぁまぁ綺麗な感じ。私達の部屋は旧館だ。部屋は暗くてあまり綺麗とはいえないが、それはツアー代金を考えれば仕方ない。ただこのホテル、異様に停電が多い。帰ってくるといつもベットの時計は点滅。テレビを見ている途中にブチッ!なんて何度あった事か・・。その度に新館にあるレストランをチェックする。帯電はどうやら旧館だけのようだ。

レストランやスーパーも近くにあった。ただコンビニはベトナムにはなかった。スーパーは9時まで営業していた。近くにDUTY FREEのお店があったが、な・な・なんと夜7時に閉まっていた。早すぎる・・・。旅行中は一度も利用する事がなかった。

サイゴンパレスホテルの部屋にてパレスホテルから眺め

 

 

【2日目】 

ホテルでの朝食バイキングホテル前の通り

起床後、身支度を整え、朝食をホテルのバイキングで済ませた。
これから私達はメコン川観光(ミトー)のツアーに参加する。現地のシンカフェという会社が企画している激安ツアーだ。
カフェまでは歩いて約15分くらい。それまでの道のリに、何度現地の人達に声をかけられたことか・・・。
朝カフェの前にはたくさんの人が集まっていた。最近は日本人の参加者が多いので、ツアーによっては日本人ガイドがつく。メコン川のツアーは日本人にはかなり人気で、日本人専用バスに乗り込めなかった人は、西洋人バス(英語ガイド)に乗り込んでいた。
メコン川へはバスで1時間半くらいかかるらしい。その間バスは市街地を走りぬけていく。クラクションをガンガン鳴らしながら。そうバイクが多すぎて思うように進めないのだ。1分間に何回鳴らしてるの?って感じ。最後にはバイクと接触した。ドライバーの助手が相手の様子を伺いにバスから降りて1分ほどしたら、戻ってきた。あらもうこれで終わり?というほど速さで事故処理完結。そして出発。事故は日常茶飯事だといっていたが・・納得。

 

道中日本人のツアーガイドがベトナムの歴史などを紹介していた。歯切れがよくわかりやすい説明で、とても勉強になった。だが彼女はかなり日本人観光客にお怒りなようで、バスの中で説教をはじめた。ベトナム旅行をする前にベトナムの歴史を勉強してきたのか?とか、戦争博物館は行ったのか?とか、日本人観光客はベトナムに買メコン川に浮かぶ島にてい物と食事だけで来ている、とかいないとか・・。ちょっと耳が痛い部分もあった。ツアーに参加してる全員が全員そんな人ではないだろうから、中には腹がたってむかついた人もいるだろうが、そういう説教の最中でも夢の中という人もいたので、ガイドが説教をしたくなる気持ちもわかった。旅行前インターネットで調べて、彼女のことについて意見を寄せた掲示板を見ていたので、なるほど・・と思った。私的には見聞を広げる事ができたので、よかったと思う。

 

さぁ川沿いに到着。船がくるまでとりあえず待つ。待つ。待つ・・。待っても来ない・・。と思ったら船舶会社の従業員がストを決行したらしい。私達のツアーは前途多難だ。

急遽ツアー内容が変更となり、私達はフェリー乗り場へ移動して、カーフェリーでクルージング。ツアー予定のフィッシュ水上マーケットなどがカットされてしまう・・・ショック!
とりあえずカーフェリーに乗って、お昼ご飯を食べるために中州の小さな島へ行く事に。

カーフェリーで移動川沿いの風景

メコンリバーの中洲にある島のレストラン。お世辞にもおいしいとはいえない1プレートランチ。まぁツアー代金7ドルと思えば妥協するしかない。

1プレートランチ。

メコンリバーの名物はエレファントフィッシュ。ランチの他に別会計で注文できる。ツーアー参加者とテーブルをシェアして、割り勘でエレファントフィッシュを注文。皆さん写真撮影に大忙し。私達も負けじと、写真撮影。

 

昼食後その島を後にした私達は、そのあとも大きい船から小さい船へと、何度か乗り換えて、密林をジャングルクルーズしながら、養蜂の農家へ。

大きな船で移動船を乗り換えジャングルクルーズ気分

川沿いで生活している人達も見うけられるこのボートでおくの方に入っていきます

 

養蜂農家に辿りつくと、現地の人達がお待ちかね。子供は慣れたもので、ガイドのお姉さんにお菓子をもらえると待っているようだ。日本人観光客も、自分たちが持っているお菓子を分けてあげて、言葉が通じなくてもしっかりとコミュニケーションは取れたもよう。
農家では、はちみつを蜂の巣から手にとって食べる。板状になった巣には蜂がうじょうじょ。恐る恐る手を伸ばして食べると、たしかに日本で食べるレンゲの蜂蜜とは違い食べやすい。

現地の子供達蜂がいっぱい、この板についた蜜を直接手で掬い上げなめる

そしてランブータンやドラゴンフルーツの珍しい果物と一緒にティタイム。ここでは蜂蜜を使ったドリンクや、現地のお酒も試飲できる。ティータイムの間もちょっとした余興がある。

ドラゴンフルーツと私フルーツの盛り合わせとドリンク

ティータイムを終え、ふと庭の方に目をやると、大蛇を首に巻いている男性を発見!
実はその養蜂農家、何故だかアナコンダがいる。無料で写真が取れるということで、皆首に巻いて写真をパチリと言うわけだ。
さっそく私達もチャレンジ。かなり重くて誰かの助けがないと巻けないくらい。さわり心地は、気色悪いの何ものでもない・・・へびのうろこがはがれるんじゃないかとかなりドキドキ。

アナコンダと彼アナコンダと私

 

そしてココナッツのキャンディー工場へ。そこでは島の若い女の子達が飴のラッピングを手作業で行っていた。話によると彼女達は1年360日働いてるらしい。それだけ働いても年間に稼げる金額は10万から20万らしい。都市部と農村部ではかなり収入に格差があるそうだ。それを聞いて私達もそこでキャンディーを買って帰った。船着場に戻りバスに乗ってまた1時間半の道のりをホーチミンへ向けて走る。相変わらずバスはクラクションを鳴らしながら・・。

 

ツアー解散後私達は、ホテル近くのMAXIMARKにあるサイゴンセンターというスーパーマーケットに行った。ライスペーパーやベトナムコーヒー・ベトナムビール・インスタントのフォーなど安値でゲット。ライスペーパーは日本で買うととても高額だがたくさん入って60円〜100円くらい。土産にもおすすめ。私たちはライスペーパー22センチ1キロを70円ぐらいでゲット。

レストラン「ナムアン」

ホテルに帰って夕食へと出かける。ホテル近くのレストランは日本人だらけで、異様な感じ。私たちはNAM-AN(ナムアン)という、観光客向けのレストランへ行った。席に着くと回りは日本語が飛び交っている。関西弁や九州弁などを喋る日本人が、お酒を飲んで大きな声で喋っている。お店のボーイも、片言の日本語が喋れる。その為やけになれなれしく感じる。そして最後にはやっぱりチップの要求。

 

フライドヌードルベトナムコーヒー

晩ご飯は、ベトナム料理に代表されるようなものを何点か頼み、やはり食後はベトナムコーヒー。ベトナムコーヒーは入れ方も独特だが、飲み方も独特。かなり濃く苦く出されたコーヒーに、現地の人は練乳をいれるらしい。私達はブラックで飲んだが、味的にはカフェオレって感じなのかなぁと想像。
現地の人はレストランには滅多に行かないらしい。殆ど屋台のようなところで食べるそうだ。歩道のあちこちに調理器具、簡易テーブルと椅子を並べ営業している店があり、朝昼晩とお客で賑やかだ。

ホテルに帰り、先ほど買いこんだビールで今日の疲れを癒す。さぁ、明日はどんな1日が待ってるのかなぁ?


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